近未来の培養ステーキ肉とは?日清食品がステーキ肉の再現に挑戦

日清食品と、東京大学の研究グループが、サイコロステーキ状のウシ筋組織を作製することに世界で初めて成功しました。これにより、肉本来の食感を持つ「培養ステーキ肉」の実用化が進むでしょう。

では、そもそも培養肉とはどのようなものなのでしょうか。そこで、今回は培養肉について、ステーキ肉のような培養肉が誕生するのかについて、カップヌードルの謎肉についてご紹介します。

培養肉とは

培養肉とは、今後見込まれている食料不足の救世主とされています。これまでの食肉産業では、家畜を飼育する必要がありますよね。

しかし、培養肉では動物の個体からではなく、細胞を体外で組織培養することによって得られる肉のことです。そのため、家畜を飼育するのに比べると、広い土地を必要とせず、衛生管理がしやすくなります。

また、家畜を飼育するよりも地球環境への負荷が低いというメリットもあるでしょう。

ステーキ肉のような培養肉が誕生する?

近年では、培養肉のような人工的に肉を作る研究が行われていますが、そのほとんどは「ミンチ肉」を作る技術に関する研究です。しかし、今回日清食品と東京大学の研究グループが研究しているのは、ステーキ肉の再現に挑戦しています。

肉本来の食感は、筋肉に含まれている筋組織の立体構造から生み出されるのです。この立体構造を体外で人工的に作製するためには、筋細胞を増やすだけではなく、筋細胞をより成熟させる必要があります。

しかし、体内の環境とは異なる体外で筋細胞を成熟させるためには、必要な栄養素を行き渡らせて、細胞を適切に配置する技術が求められていたのです。

今回の研究では、牛肉から採取した筋細胞にビタミンCを与えて筋細胞の成熟を促し、コラーゲンゲルの中で培養することで、立体的な筋組織を作製しました。

この筋組織を複数重ねて培養することで、約1センチのサイコロ状のステーキ肉ができるのです。研究グループは、肉本来の食感を持つ「培養ステーキ肉」の実用化に向けて、さらに研究を進める予定です。

カップヌードルの謎肉とは違う

日清食品の肉と言えば、カップヌードルに入っている「謎肉」と呼ばれているサイコロ状の肉をイメージする人も多いのではないでしょうか。

この謎肉の正体は、豚のミンチ肉と大豆などの成分を混ぜ合わせたものをフリーズドライ製法で作ったものです。

もし、この日清食品と東京大学の研究グループの「培養ステーキ肉」の研究が進めば、カップヌードルに、より肉らしい食感の培養ステーキ肉が使われるかもしれません。

まとめ

さて、今回は培養肉について、ステーキ肉のような培養肉が誕生するのかについて、カップヌードルの謎肉についてご紹介しました。

培養肉は、環境への負荷が低いことや、畜産のように広い土地を必要としないので厳密な衛生管理ができるなどのメリットがあることから、今後の食肉に替わるものとして期待されています。

この研究を進めば、カップヌードルに入っている肉が、培養ステーキ肉になるかもしれません。

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