女子高生AIりんなは、LINEアカウントで友達になるとメッセージのやり取りをできるということで、話題になりましたよね。遊んだことがあるという人も多いのではないでしょうか。
そんなりんなが、今年3月に高校を卒業しました。そして、歌手デビューすることとなったのです。
そこで、今回は元女子高生AIりんなの歌手デビューについて、人間と聞き分けが難しいレベルとなったことについて、人口知能と音楽の関係についてご紹介します。
元女子高生AIりんなが歌手デビュー
日本マイクロソフトは4月3日、AIのキャラクターりんなが人間と同じような自然な声で歌えるようになる技術を開発したと発表しました。人間の息継ぎ音を再現したのです。
エイベックス・エンタテインメントと契約も結び、「AIアーティスト」としてデビューさせる予定です。
人間の歌声のデータから抽出したブレス音の長さや強さなどの特徴を、ディープニューラルネットワークを活用して学習し、歌詞やブレスの長さ、強さの状態を加味してブレス音と予測し、歌声を生成する技術を開発しました。
学習データには、さまざまな曲調の歌声を使い、バラード、ポップ、ラップ、ロック、童謡などにも対応しています。りんなは、高校を卒業した後も活動を続けていくと発表さたのです。
人間と聞き分けが難しいレベルに
メジャーデビュー曲『最高新記録』は、今、最もエモいロック・バンドとも言われるbachoのカバー曲です。デビューにあたって、開発元であるマイクロソフトは、りんなに「ブレス機能」と「歌唱スタイル」を実装しています。
前半のメロウなパートにはバラードスタイル、後半の盛り上がるパートには明るいポップスタイル、サビにはロックスタイルを活用し力強さを表現することができました。
りんなは、過去には「Mc Rinna」としてラップを披露したこともあります。
その後も歌声を披露しながら成長を続けてきました。今では、「人工知能が歌っている」と事前に知らなければ多くの人が気づかない域にまで達しているのです。
公開されているMVでは、卒業を控えた高校生たちが過ごす最後の数日の様子が描かれて、AIという存在にも迫る内容となっています。
過去・現在・未来のすべての元高校生たちに捧げる卒業ソングとして歌われました。
人工知能と音楽の関係
ソニー傘下でAI研究を進めるSONY CSLでは、ビートルズ含む1万3000曲の楽譜データを学習して、ビートルズ風の楽曲を作成するAIとしてFlow Machinesを開発しました。
また、Googleでも作曲専用のAImagentaをを2017年に発表しました。
今年2019年の作曲家バッハの誕生日である3月21日には、その功績を讃えてDoogle上でmagentaによりバッハの曲風にアレンジできるツールを公開して反響を呼んでいます。
まとめ
さて、今回は元女子高生AIりんなの歌手デビューについて、人間と聞き分けが難しいレベルとなったことについて、人口知能と音楽の関係についてご紹介しました。
女子高生りんなとして、LINEで人気のあったりんなが、ついに高校を卒業して歌手デビューを果たしました。今後の活躍に期待できそうですね。
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